くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

景気が減速しているなら景気対策をしないといけないのでは?

日銀総裁“景気さらに減速”(NHKニュース)

日銀の白川総裁は15日の記者会見で、日本経済は原材料価格の高騰によって設備投資の減少や個人消費の伸び悩みがみられるとして、景気判断をこれまでより下向きに修正し、景気はさらに減速しているという認識を示しました。

このなかで白川総裁は、景気が減速している最大の要因は、原材料価格の高騰によって企業収益が圧迫されていることだと指摘したうえで、「中小企業や非製造業で設備投資が減少するなどの影響が明確に出ている。また、所得が伸びず、身の回りの商品が値上がりするなかで、消費も伸び悩み、景気はさらに減速している」と述べ、これまでより景気判断を下向きに修正しました。また、アメリカで住宅ローンを専門とする政府系金融機関の経営悪化から金融市場が再び混乱していることについて、「アメリカ経済は回復の時期が見込みより遅れている感じがする。アメリカの金融市場と不動産などの資産価格、それに実体経済のマイナスの相乗作用がいつ終わるのか見極めがつきにくい」と述べ、日本経済の動向とともに、景気が停滞しているアメリカ経済についても注意深く見守っていきたいという考えを示しました。

 景気が減速しているなら、金融緩和をするなり財政出動をするなりしないと、また不景気に突入するんじゃないだろうか。インフレを抑えるために”ふぉわーどるっきんぐ”で利上げする日銀なら、不景気を回避するために”ふぉわーどるっきんぐ”で利下げ、量的緩和政策をして欲しいものです。

 しかし、こういう景気減速がはっきりしてきたにもかかわらず、緊縮財政&金融引きしめ気味の政策を行う政府および日銀の意図が分からん。積極的に不景気にしようとしているしか思えない。この点アメリカの対応を見てると素早く動いていて、本当にうらやましい。