日銀の黒田総裁は、参議院の財政金融委員会で、「政府の債務残高は持続不能だ」などと述べ、安定した経済成長のためには、日銀による金融緩和と同時に、政府が財政再建を着実に実行していくことが欠かせないという認識を示しました。
この中で、黒田総裁は、景気の見通しについて、「経済政策で国内需要が堅調に推移し、海外経済も減速から次第に脱していくことを背景に、年央ごろには、国内景気の持ち直しの動きははっきりしてくると見ている」と述べました。
そのうえで、黒田総裁は、国の債務について、「政府の債務残高が、名目GDP=国内総生産に比べ200%を超えるという、極めて高いというか異常な状況は、持続不能だ。短期的に財政政策を活用するのは適切だが、中長期的には持続できないと思う」と述べ、安定した経済成長のためには、日銀による金融緩和と同時に、政府が財政再建を着実に実行していくことが欠かせないという認識を示しました。
また、金融緩和手段の1つと指摘されている外国の債券の購入について、黒田総裁は「外債を買うことは為替介入であると国際的にとられる。今の国際的な合意事項から見て、困難ではないか」と述べ、否定的な考えを示しました。
NHKニュースは掲載期間が短いのでこちらにφ(..)メモメモ まあ、短期の財政政策は否定していないのでそんなに変な発言でもないかなあ。
黒田総裁の発言をチェックしたい場合、すでに参議院のインターネット中継に昨日の財政金融委員会がアーカイブ公開されています。
参議院インターネット中継
直リンできないので、左のカレンダーから2013年2月28日を選択し、財政金融委員会をクリックしてください。
全部で2時間47分ぐらいあるので発言チェックは大変だけど……