野田財務大臣は18日夜、千葉市内で講演し、アメリカの今後の金融政策の運営によって円高がさらに進むようなことになれば、日銀は一段の金融緩和に踏み切る可能性があるという見方を示し、日銀の金融政策に異例の言及をしました。
この中で野田財務大臣は、歴史的な円高が続いていることについて、「マーケットの動向をじっくり見極めながら、必要なときには断固たる措置を取る」と述べ、円高の進行に歯止めをかけるため、円売りの市場介入に踏み切る考えを示唆しました。そのうえで野田大臣は、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会のバーナンキ議長が、今月下旬に予定されている講演で、金融政策の運営にどのような方針を示すか注目されるという認識を示しました。そして、「日銀とは緊密に連携し、円高についてはお互い適時適切に対応していく。もし金融面に何か動きがあったときには、日銀が追加的な金融緩和に踏み切ることもありうる」と述べて、アメリカの今後の金融政策運営によって円高がさらに進むようなことになれば、日銀は一段の金融緩和に踏み切る可能性があるという見方を示し、日銀の金融政策に異例の言及をしました。
NHKニュースは掲載時間が短いのでこちらにφ(..)メモメモ
私が気になった部分は、「アメリカの今後の金融政策運営によって円高がさらに進むようなことになれば、日銀は一段の金融緩和に踏み切る可能性があるという見方を示し、日銀の金融政策に異例の言及をしました。」と言う部分かなぁ。つまり、今後の日本の金融政策の方向性はFRB次第と。積極的に今の事態を打開していこうという気はないみたい。あっ、こう言うことを言うと怒られるか。目下、日本銀行は全力で日本経済の下支えをしていたのですね(笑)。
と言うわけで、月末のバーナンキ議長の講演に注目ですね。