去年10月から12月までのGDP=国内総生産の伸び率がマイナスになったことについて、与謝野経済財政担当大臣は、記者会見で、マイナスは特殊要因であり、日本経済は上向いているという認識を示しました。
与謝野おじいちゃんついにありもしない幻影が見るように(ノД`)
冗談はさておき。日本政府や日本銀行がこうまで強気な姿勢でいる理由は何だろう。景気や雇用に慎重な姿勢を見せているアメリカ政府やFRBとは正反対の姿勢だ。
経済は戦争じゃないのでこういうたとえは不適切なんだけど、どうしても第二次世界大戦の日本とアメリカを思い浮かべてしまう。敵を侮り相手より数が少なくても無謀な突撃を試みた日本軍と、相手の戦力を慎重に見積もり相手より数が多くなければ攻撃しなかったアメリカ軍。
景気対策(拡張的な財政政策と金融政策)をやり過ぎても日本で起こることと言えば、インフレの進行ぐらいだ。政府や日本銀行は何を恐れているのだろう。いや、何もしたくないから楽観論にすがるのか。