ドイツの中央銀行、ドイツ連邦銀行は、安倍政権の経済政策、アベノミクスについて、このままでは効果は一時的なものに終わるとする分析結果を公表し、日本に対し、より具体的な改革を打ち出し実行に移すよう促しました。
ドイツ連邦銀行は、19日に発表した今月の月報で、安倍政権の経済政策、アベノミクスについて、独自に分析した結果を公表しました。
それによりますと、金融緩和の強化や財政出動によって、日本のGDP=国内総生産は、ことしおよそ1.25%押し上げられるとしています。
ただ、来年には、消費税率の引き上げをきっかけに効果が大幅に小さくなり、再来年、2015年以降は、財政の悪化が経済を圧迫するとともに、毎年1%を超える過度の物価上昇が続いて、アベノミクスの効果は一時的なものに終わると分析しています。
そのうえで、ドイツ連邦銀行は、「今回の分析には盛り込まれなかった、アベノミクスの3本目の矢となる成長戦略が、とりわけ重要になる」と指摘し、日本に対し、より具体的な改革を打ち出し実行に移すよう促しました。
ドイツは、過去に急激な物価の上昇を経験したことなどから、インフレへの懸念がとりわけ強く、アベノミクスについて、繰り返し厳しい見方を示しています。
NHKニュースは掲載期間が短いのでこちらにφ(..)メモメモ さて、ソースを探してみましょう。ドイツ連銀のホームページはこちら(英語版)。該当するページはこちら(英語版)だと思いますが、まだ7月分しかありませんね。というわけで、ドイツ語版に切り替えてみましょう。あった!
Monatsbericht - August 2013 (BUNDES BANK)*pdfファイルです
英語版は数週間後に公開されるみたい。ということはNHKはこのレポート(もしくはレポートについてのプレスリリース)をドイツ語でよんだことになる。うーん、よく探してきたなあ(笑)