昨日Twitterで話題になっていた与謝野経済相の記者会見。こっちにも書いておくか。
与謝野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成23年7月5日(内閣府)
問)政府はデフレを脱却するということで、今の1%程度の下落が続いている状況を、そういう状況から脱しようというのを政策目標として出しているわけですよね。それは大臣の仰るのは、そういう状態はかえって望ましいのだということを仰っているわけで、根本的に違うと思うのですけれども。違うのだったら違うで、きちんとそこは改めるべきなのではないかなと。
(答)私の記者会見をもう一度読んでいただければ、1%程度の物価下落は労働所得を得ている人、年金所得者にとってはむしろプラスになっているということを申し上げたはずなので、そこのところが重要なのです。
たしかに、安定的な収入を得ている労働者、年金生活者にとってデフレはプラスになるでしょう*1。でも、これからから社会へ出て働こうとする学生(新卒者)、また何かしらの理由で失業してしまった失業者、さらに非正規労働者にとって明らかにマイナスの影響を与えます*2。
新卒者(特に正規職というレールに乗れなかった人)や失業者、さらに非正規労働者は切り捨てですか。素晴らしい経済相様だ。日本の経済相じゃなければもっと良かったんだけど。