そういえば、今日は日銀副総裁候補の所信聴取の日だったことを思い出し、ニュースを検索
日銀副総裁候補から所信聴取(NHKニュース)
NHKのニュースは短いので全文引用(赤字強調は筆者)
衆参両院の議院運営委員会は、政府が、空席の続いている日銀の副総裁への起用を提示した日銀理事の山口廣秀氏から所信を聴き、山口氏は、日銀の超金融緩和政策によって生み出された過剰な投資が行き詰まり、金融危機の一因になった可能性もあるという認識を示しました。
日銀の幹部人事をめぐっては、２人の副総裁のうち、１人の空席が続いていますが、政府は、世界的な金融危機への対応に万全を期すためにも空席を長引かせるべきではないとして、先週、日銀理事の山口廣秀氏を副総裁に起用する人事案を提示しました。これを受けて、衆参両院の議院運営委員会は、２１日山口氏から所信を聴きました。この中で山口氏は「内外経済についての情勢判断が非常に難しくなっているなか、日銀の政策のかじ取りも一段と難しさを増している。日銀に長く勤務した経験を基に、独立性と透明性という日銀の基本原則をしっかり踏まえながら、全身全霊で取り組みたい」と述べました。また、質疑の中で山口氏は「日銀が長年にわたって行ってきた低金利や量的緩和政策の１つの副作用として、低金利の円を借りて海外で投資する取り引きを加速させ、海外の金融市場に何らかのインパクトを与えた可能性は否定できない」と述べ、日銀の超金融緩和政策によって生み出された過剰な投資が行き詰まり、金融危機の一因になった可能性もあるという認識を示しました。国会は、今週２４日にも衆参両院の本会議で人事案の採決を行いますが、民主党も同意する姿勢を見せていることから、副総裁の空席は半年ぶりに解消される見通しです。
何か言おうかと思ったけど、もういいや。これでもう失われた20年はほぼ確定でしょう。いつまで日本経済が耐えられるかな……。もう１つ引用
山口日銀理事「景気・物価ともリスク」 副総裁人事で所信聴取(日経ネット)
衆参両院は21日の議院運営委員会で、政府が日銀副総裁の候補者として提示した山口広秀日銀理事から所信を聴取した。金融政策運営について山口氏は「景気と物価は上下両方向において非常にリスクが高い状況」と述べ、景気の下振れと物価上振れの両面を注視する従来の日銀の姿勢を強調した。
いまだ「上下」方向のリスクを気にしているんですか？世界各国の中央銀行が景気の減速に対して利下げ等の金融緩和策を打ち出しているのにね*1。以前「緊急時には利下げを検討する」という記事を紹介したけど、日銀の「緊急時」っていつなんでしょうね?ウチュージンが攻めてきたら緊急時?(笑)
