くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

今がその段階じゃなければどういった状況になれば実施するの?

政府紙幣発行…首相「そんな段階ではない」(Yahoo!ニュース)

 麻生太郎首相は2日夜、自民党菅義偉選対副委員長が1日のフジテレビ「新報道2001」で景気対策の一環として「非常に興味を持っている。一つの政策かな」と発言した「政府紙幣」の発行について、「今のところとてもそんな段階じゃない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 自民党細田博之幹事長も2日の記者会見で、「そういうことができるなら、毎年30兆円ずつ紙幣を刷って、800兆円の借金を全部返したことにしてはどうか。それが空理空論で意味がないことは、皆さんもよくご存じだ」と、首相と同様に否定的な考えを示した。

( ゚д゚)ポカーン
 各種経済指標が悪化を示している中、とりあえずできることをやらなければならないのに、「今のところとてもそんな段階じゃない」って否定するなんて、麻生首相は日本経済に対してどういう認識をもっているんだろう?まさか本気で2兆円ぽっちを国民に配れば景気が回復すると思っていたりして。そういえば、総選挙に関するニュースで気になるニュースがあった。
衆院代表質問:国民負担、あり方問う 次期衆院選巡り麻生首相(毎日JP)

麻生太郎首相は30日の衆院本会議代表質問で「総選挙では、税制改正だけでなく、社会保障制度、財政責任のあり方などを問い、国民生活に責任を持つのがいずれの党かを競いたい」と答弁。消費税増税を含む税制改革など、国民負担のあり方を次期衆院選の争点とする意向を示した。共産党志位和夫委員長が「消費税を上げたいなら、事前に国民の審判を仰ぐべきだ」とただしたのに答えた。

 参院本会議での代表質問で、民主党輿石東参院議員会長が「すべての国民が役割を担い、能力を発揮し、共に生きていく『公正な共生社会』を民主党は目指す」と述べたのに対し、首相は「共感します」と応じた。その上で、「問題はどのように実現するかという道筋だ。例えば、中福祉を目指すなら中負担が必要だ。これを国民に問えるかどうかが、私と民主党の違いの一つだ」と選挙を意識して民主党との差別化を図った。首相は28日の施政方針演説や29日の答弁では、民主党への挑発を封印して慎重な答弁に終始していたが、30日は野党との対決姿勢を若干強めた

あのー、景気に関する部分は総選挙で争点にしないのでしょうか?少し前に麻生首相は、「景気対策を優先する」と言っていたような気がするのですが。もし総選挙をするならば、税制改正よりも、財政再建よりも、「どのようにして日本の景気を回復させるか」を争点にしてほしいです。
 
 しかし麻生首相といい、日銀の白川総裁といい、こうままで危機感を持ってない(ように見える)のは何でだろう?*1私のような素人でさえ、指標を見て((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしてるのに。

*1:危機感もってるのかなぁ?ニュースを見るかぎりりそうは思えないんだけど